吃音の人はかなりの割合で呼吸が浅いとされています。

そのため、吃音を改善するには腹式呼吸が効果的だと考えられたりもしています。

声が小さい人に腹から声を出せというアドバイスをする人もいるし、大きな声を出すためには腹式呼吸は確かに効果的な感じはします。

ですが腹式呼吸で本当に吃音は改善出来るのかや、効果的な腹式呼吸の方法などについて分かりやすく解説していきたいと思います。

スポンサーリンク

吃音は腹式呼吸で改善出来るのか?

腹式呼吸で吃音が必ず改善されるのかというと、そうとは限らないというのが実際のところのようです。

腹式呼吸で吃音が必ずしも改善されないのは、吃音の原因が人それぞれ微妙に違ったりするということが関係しています。

それに吃音が改善されるどころか、腹式呼吸が逆効果になってむしろ悪化してしまう人もいるぐらいです。

逆効果になってしまう原因としては、会話の時に腹式呼吸まで意識しなくてはいけなくなり、喋る時に余計な負担が増えるからです。

なのでよほど自然に腹式呼吸が出来るようにならない限りは、会話の時に意識して腹式呼吸をするということはしない方がいいです。

腹式呼吸はどのような人に効果的なのか?

腹式呼吸を自然に出来るようになっても、残念ながらそのことによって吃音が必ず治るとは限りません。

その理由は、吃音の原因が人それぞれ違ったりするからです。

それではどのような人には腹式呼吸が効果的なのかというと、吃音の原因がバルサバル反射の人とされています。

バルサバル反射というのは、反射的に起こる筋緊張の事です。

会話の時などにバルサバル反射によるいきむ動作で呼吸が止まり、声が出にくくなってしまうのです。

しかしこれは反射的に起こる事なので、自分で意識して治そうとしてもなかなか難しいものがあります。

そこで腹式呼吸によって腹圧を上げることで、副交感神経の働きを高めて筋緊張をとく必要があるのです。

そのため吃音の原因がバルサバル反射の場合は、腹式呼吸をすることによって改善の効果が期待出来るとされています。

スポンサーリンク

腹式呼吸の効果的な方法とは?

腹式呼吸の方法は、まずお腹を膨らませるイメージで鼻からゆっくりと息を吸います。

そしたら今度は口からゆっくりと息を吐き出し、お腹をへこませます。

息を吐き出す時は、息を吸う時以上に時間をかけてゆっくりと吐き出すのがポイントです。

初めのうちはこの動作を1日5回程度から始めるといいでしょう。

慣れてきたら1日10回~20回というのが目安になります。

1回の練習時間は5分~10分ぐらいにしておきましょう。

あまりやり過ぎると酸素の取り込みすぎと二酸化炭素の排出し過ぎで、血液の二酸化炭素濃度が低下する可能性があるので注意が必要です。

その結果血液がアルカリ性になり、頭痛、めまい、手のしびれなどを引き起こす場合があるのです。

なので一度に無理して長時間行わないで、気分が悪くなってきたらしっかり休むようにしてください。

スポンサーリンク